森林は私たちの生活を支えています。水や空気を育む、洪水や山崩れを防ぐ、木材を供給する、地球の温暖化を防ぐなど、森林は様々な公益的な役割を果たしています。
かつて、森林は私たちの生活に密着していました。木材で家を建て、家具や器具を作るとともに、燃料となる薪や炭、山菜やキノコ、落ち葉など豊かな資源を活用しながら森林を育んできました。しかし、私たちの生活が変化し、森林と関わりが少なくなると共に、山村の過疎化や担い手の高齢化、木材の価格低迷などにより、手入れが遅れ荒れていく森林も増えています。森林の公益的な役割を維持していくために、森林を育む担い手が求められています。そのために森林整備に取り組んでいるのが森林ボランティアです。一人一人が森づくりについて考え、参加することが重要になっています。
でも、堅苦しく考えることはありません。ボランティアとは、自分のできることを可能な範囲で自ら進んで取り組んでいる人のことをいいます。まずは、見学してみて、体験してみて、自分のできることがあれば、何かの機会に参加してみる、という考え方で始めれば良いと思います。